また、3月11日がやってくる。
もう、2年も経つのですね。
生きていかなくちゃならないし、よりよく生きていきたいと誰もが思う。よりよく生きていくための道筋が幾とおりか示されて、選択の幅や余地があるなら選ぶ本人にも若干の責任はあるけれど、いまあるのは選択肢のないぎりぎりの生。「こうするしかしょうがない」という条件的に底をついたかたちでの、我慢を強いられての、生。ならば、せめて、法律をつくったり変えたりする立場、制度を整える立場にある人々が、ひとりひとりの生きにくさや生きづらさの軽減のために、もっと誠実に働いてほしいと思うのだけど。
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2013-03-05
〔イアン・アッシュさん 2011・3・15 東京 停電の暗闇の中からの映像レポート〕 3・14の記者会見で日本の放射線医学の専門家は在京に外国人に、こうアドバイスしていた、「できるなら日本から逃げたほうがいい!」
「机の上の空 大沼安史の個人新聞」より
[URL]
動画はここです。イアンさんのサイトへのリンクもあります。
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医師たちは最初から「やばい」とわかってたんだよね。なのに言わなかったし、今も言わない。医師としての良心がどこにあるのかって話になってきちゃう。放射線医学の分野に従事する人たちが、もっと積極的に発言してほしかったと、今でも思う。医療で放射線を扱う人たちだからこそ、その発言には説得力があったはず。高度先進医療のニーズも高まっているこのご時世、みんなが放射線を怖がったら困るとでも思ったのかな。広島、長崎の原爆被爆者や、チェルノブイリの被曝者治療にあたってきた医師たちの発言とはまるで正反対の見解しか出さなかった。その罪は重いよ。
「だいじょぶだいじょぶ、どうってことない」
それは彼ら自身の信念かもしれないけど、もし、ほんのわずかでも「危険かも」と思ったのならきちんと発言してほしかった。ガイジン向けの会見でぽそっと言うだけじゃなくて。なんでガイジンには逃げろと言って福島の人には言ってくれなかったのか。
その罪はほんとうに重いよ。
私もそうだけど、基本的に、医師の言うことは絶対であり、信じたい、みたいな「医師性善説」がこの国にはあるよね。権威に任せて好きなこと言っている某山下とかをいまだ信奉している人々もいるわけだから。でも、そのことに胡坐をかくなと言いたいよ。
まあねえ、実際、こんなことにならなかったら某山下はそれはそれは立派な大先生のまま生涯を終えることができたでしょうよ。ふん。
良心ある医師が、危険や悪影響について自身の知見をはっきり言えない事情を抱えているとしたら、その医師の問題ではなくこの国の医療界に巣食うビョーキのせいだよね。まあねーこんなこと言ったらミもフタもないけど、医療界+製薬業界+お役所+大手メディア&広告代理店っていわゆるムラだもんね。花粉症利権もしかり、だし。原子力ムラともムラどうし仲良しのはずだし。
こちらにも同感です。
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何故、医師としての被曝対応が、日本の医者はできないのか。首都圏スポーツ関係男性に相次ぐ突然死。
2013-03-05 06:43:23
ずっと思っていたことを書きます。僕は、バンダジェフスキー博士を来日させた時も、ずっと思っていました。そこに集まる医師たちの大半はなんなんのか。彼らは何がしたくて、集っているのか。
カルディコット博士の後も感じています。
最初から、来ないタイプの医師は論外とおもっています。少なくとも、本人の知見をきちんと確認すべきなのに。
もちろん、そうして集っている医師の方が、被曝問題を認識はしています。でも、それだけです。それで、いろんなデータを探して、集めて、この問題の批評をおこないたがっている人たちが多いです。