Ils savaient tout. Mais ils n'avaient pas le dit. C'est dure. Ils sont absolument responsable, je crois.
2013-03-05


どちらかというと、放射能の問題に関心がある医師としての立場が大切なのかという方が多いです。

批評がただ悪いとは言いません。でも、そんなことは、汚染地では二の次だろうと僕は思います。汚染地である以上、健康被害が実際におきているのかどうかを、診ていくしかありません。細かく、一人一人の患者をチェックし、チェルノブイリ後に、ヨーロッパの医療機関がとってきたような、スクリーニング感覚を現実の患者たちに対応していくしかないと思います。まず、リスクを避けるためには、それしか医療的な対応はありません。

この被曝という時代に、これは、被曝なのかどうかというご高説をのたまうよりも、被曝症状に類似する可能性がある健康症状を、被曝影響かを前提として、考え続けるしかないと思います。被曝影響という要素を加えて、患者に向き合うしかありません。そうして初めて、患者への対応がうまくいくのが、被曝後、この時代の在り形と思います。

そして、そういうふうに立ち向かっている医師が、首都圏で圧倒的に少ない現実に驚かされます。

反原発の医師の中には、被曝影響を認めない人は確実にいます。それどころか、チェルノブイリで救援的な動きをした医者の中にも、今回の被曝を軽視しようとする感覚が強い事例があります。

本来、こんな悠長なことをしている時間の余裕はありません。

まず目の前の患者を確認してください。おかしな事態が起きているのかどうかをきちんと確認してください。

診療行為の中で、患者の肉体を見続けると、思わぬひび割れが目につくのかどうかということです。悪い兆候を見落とさないで下さい。あなたたち1人1人に、そういう医療をすすめて欲しいのですが。残念ながら、日本の医師は教わっていないことに鈍感で、踏み出そうとはしません。それよりも、プライドやデータ情報が優先します。

今の日本の被ばく状態が、どうなってくるかという、現場のつきつめの方が大切なんです。二次的な情報の評価などどうでもよいです。それよりも、目の前の状況を精査できるのかどうか。その現場感覚で、考えながら診察にあたる医師がどのくらい日本に存在するのか。

僕はこれが悲観的になりがちです。ごめんなさい。
(後略)

木下黄太のブログ「福島第一原発を考えます」より
[URL]

***


先日、ウチの近所にも回ってきていた空き缶回収のおっちゃんが逮捕されたのよ。「空き缶回収のおっちゃん」とはつまり、ホームレスで、回収した空き缶をアルミ再生工場へ持ち込んでわずかな収入を得て生きる糧にしている人のこと。ああいうのにも「縄張り」があるみたいで、ウチの近所にはいつもおんなじおっちゃんが来てたんだよね。我がまちでは、資源ごみの回収はいくつかに日程が分かれてて、普通のプラゴミ回収の日とは別に「ペットボトル+アルミ缶+スチール缶」の日がある。その日に、各家庭からゴミが出されて回収車が来るまでの数十分のあいだに、アルミ缶だけを、出されたゴミ袋から抜き取っていく。たいへんな仕事だ(笑)。そうしないと生きていけないわけだし、またあるいは、それが彼の選択とはいえ、ね。一度その手際を見たことがあるけど、みごとなもんよ。ぐずぐずしてたら回収されちゃうしね。
でもある時京都市はそれを禁止する条例だか法律だか、とにかく規則をつくったのよ。それは京都市の環境局がやりまっさかい、一般の人は、よそんちのゴミに手え出さんといてって。一般の人って、アンタ、ホームレスさんしかしてへんねん、そんなん。つまり、ホームレスさんからわずかな生きる糧を奪った挙句、逮捕。
京都市の役人って、京都府警の警官って、そんなに偉いのかい?
正確には、規則に違反して空き缶集めてたおっちゃんに注意した役人に、おっちゃんが楯突いたので、役人が通報して、公務執行妨害とやらで逮捕されたの。

続きを読む
戻る
[まがじん]
[おもったこと]

コメント(全0件)


記事を書く
 powered by ASAHIネット