De retour de Fukushima, ou le silence et les mensonges tuent
2011-09-15


禺画像]
武田邦彦さんのHPから拝借した福島第一原発3号機爆発の写真。



下の記事はサイト「Genpatsu」から転載。
元記事はRue89、大新聞に迎合しない記事が売りのニュース・論評サイト。Rue89には著作家、識者のブログ転載ページがある。コリーヌ・ルパージュはそのひとり。

ルパージュは東日本大震災および福島第一原発の故障と爆発を受けて、「原発大国」フランスの、嘘で固めた原子力政策の内実を暴く著作『核に関する真実』をアルバン・ミッシェル社から出版したばかりだ。あらすじはフランスねこさんとこで把握済みだけど、読みたい〓。
[URL]



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「福島では沈黙と嘘が住民を圧殺している」
Rue89 9/2付記事 全訳
投稿日: 9月13日 2011 作成者: genpatsu

出典:
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福島の事故がニュースの一面から消えてすでに数週間が経ちます。大方の人にとっては、すでに終わったことですし、東電や汚染水処理に携わるアレバ社は、当然状況をコントロールしているということになっています。

避難が必要な人はすでに避難しており、放射線量も下がってきている。フランスからみた日本は、原発再稼働の用意が整ったように見えます。そのうえ、メディアはフランスの原子力圧力団体から情報を入手しては定期的に、ここそこの原発が再稼働すると報道しています。

こうしたことは、深刻かつ悲劇的な、偽りなのです。


数百万立方メートルの汚染水


まず申し上げたいことは、環境省政務官、環境省副大臣、福島県副知事とお会いしましたが、日本政府は、事故は進行中であり、何も解決していないという認識を持っています。これは貴重な情報です。

日本政府は、3つの原子炉の炉心が溶解し、容器を貫いたことを認めていますが、現在何が起きているのか、特に、核燃料含有物質が貫通したのかどうか、は把握していません。貫通した場合、地下水が取り返しのつかない汚染にさらされることは言うまでもありません。

水処理についてですが、グリーンピースでは、まだ着手したばかりだという見解を持っています。もちろんだれも触れたくない問題ではありますが、日本政府も放射性汚泥の堆積や数百万立方メートルの汚染水についても、認識はしています。


空港でとめられている線量計


二つ目、これも重要なことですが、福島県で暮らす家族の人たちは文字通り、非常に悲劇的な状況にあります。数百の家族と連携している団体があり、断固たる決意を固めた女性たちが音頭を取っているのですが、その団体とほぼ2時間話してきました。

彼女たちのことはよく理解できます。彼女らに降りかかったことは、私たちがチェルノブイリ事故で体験したことに非常に近いですし、いろいろなことの進行の仕方を見ていると、過去の体験を思い出します。

地震と津波が一度に襲ってきたために、状況が相当混乱していたことはわかりますが、気象庁が、福島原発事故の時に風向きの地図を提供できなかったというのも、おかしな話です。住民は、風がどこから吹いてくるのか知るすべが全くありませんでした。

いかなる情報も提供されず、ヨウ素安定剤も配布されませんでした。彼らは、一か月以上たって初めて、汚染レベルについての公の情報を入手できたのです。現在、東京の空港では、4万個の線量計が政府の指示によりとめられています。(訳注:福島の)家族は、自分たちの生活している場所の放射線レベルがどれくらいかわからないままでいます。


子どもを心配するママたち



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