そうして計画どおり、終戦後すぐの9月に上陸した台風が、残留放射能をあらかた洗い流した。まじめに放射線量などを計測したのは台風後である。そしてその数値なら「大したことないじゃん、ね?」と日米で確認し合い、海沿いにさえ建てとけば、何かあっても毒は海へ流れ出るからオッケーよ、というわけで日本の場合、海岸線に原発がボコボコ建てられて、計画どおり?に甚大な地震と津波によって壊れた福島第一原発から噴き出た放射能は、今太平洋中を航海している。内陸側の汚染に関しては皆さんご存じのとおりである。
あの時、ピカドンが来たのが予定どおり京都だったら、福島にも、大飯にも、伊方にも、原発は建っていなかった。……かもしれない。
で、私もこんなブログなんざ、書いてない。
本書については5年前に松岡正剛が詳しく述べている。
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