ニャンてこった再び、の巻
2007-10-16


禺画像]
これが配本された当時、私たちの頭には本物の猫がいなかったので、猫も、その友達として描かれるブタやイタチやキツネと同様、想像の動物でしかなかった。
今、こういった猫を描いた絵本や物語に接するとき、どうしてもウチのネコさまに思いが行き、比較してしまう。べつに悪いことでもないだろうが、あまりいいことでもないように思う。『3びきねこさん』の猫たちはあまりに擬人化されているので、多少なりともその生態を知っていたら違和感を覚えるんじゃないか、などと、絵本世代である小さな小さな子どもたちの側からすればきっと「よけいなお世話だよ」的な理屈を、ついこねたくなるのである。

私はこの『3びきねこさん』の絵は大好きである。全然よけいな力の入ってない、素直な筆捌き。色の使い方とか、見習いたいのである、次回の手づくり絵本のために。

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