2014-04-18
●毎日家の中のどこかを掃除をしたい。2か月や3か月に一度、狂ったように大掃除するのでなく、ふだんからこまめに掃除したい。
●毎日きちんと料理したい。決まった時間に食事をしたい。
●植木の世話をきちんとしたい。放置して凄まじい形になったものとか、雑草に負けてかれたものとか、私の可愛い鉢植えたちはなかなかにソヴァージュである。
●真面目に娘のことを考え、娘の将来を考え、行動したい。
●真面目に母に向き合い、エンドレスな介護について覚悟し、行動したい。
●もっと縫いものをしたい。
●もっと編みものをしたい。
●もっと映画を観たい。
●もっと舞台を観たい。
●もっと美術館やギャラリーヘ行き絵の鑑賞をしたい。
だけどいちばんしたかったことは何かというと、「読みたい本を読みたい」。
「読みたい」と思った本だけ読む生活は、ここ数年してこなかった。ただ、読みたくなかったはずの本が、読んでいくと面白く、結果的に満足していることも多々ある。読みたくなかった本というのは、当然ながらかつての勤務先で、仕事の都合上読まざるを得なかった資料の類いだ。こんなもんふんっとページを繰り始めながら、内容の濃いものだと仕事そっちのけで没頭してしまう。そんな本はたいてい短時間で読んでしまうが、何日も頭の中を占領することがある。すると、読みたいと思って枕元に置いてある本を、思うように読めないのだ。
疲れきっているうえに、アタマの中はほかの本でいっぱい。
ベッドに乗っかったら瞬時に寝てしまう私を、その顔のすぐそばに積まれた本たちはどう思って眺めていたであろうか。
勤めという縛りから解放された私はこれらの欲望をすぐに叶えられると思ったが、今、叶っているのは料理と食事くらいだろうか。
毎日誰かが訪ねてきて、毎日誰かに会いにいく。
何も起こらず空気も動かないような日々などに興味はないが、でもやっぱしもっと本を読みたいよ。
(出演:我が家の鉢植えたち)
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