供養供養の夏だが私はただ寝たい
2010-08-24


禺画像]
「化野念仏寺・千灯供養
 京都の晩夏の風物詩「千灯供養」が23日夜、京都市右京区嵯峨鳥居本の化野念仏寺で営まれた。約8000体の石仏や石塔に参拝者が思いを託してろうそくをささげ、秋の気配をしのばせた夜風に揺れるともしびに静かに手を合わせた。
 千灯供養は、古く葬送の地だった化野の無数の無縁仏を、明治時代に集めて供養するようになったのが始まりという。
 僧侶の読経が響くなか、こけむした石仏が並ぶ境内の「西院(さい)の河原」に参拝者が次々と訪れ、思い思いの石仏に、ろうそくを供えた。」(地元紙サイトより。写真も)



日曜日は地蔵盆だった。今年は主催担当だったので先月から何かと用事が多くて忙しかった。例年どおり夏祭りの屋台もやるし、もう勘弁してよねって感じだ。「京乃七夕」を観に行ったあたりから、まともな時間に帰宅していない。さすがに日付の変わる1時間前くらいには帰るようにしているが、風呂に入ってふうーっと深呼吸して、午前1時頃からまたこりこり原稿書いたり指示書を作ったりする……といいたいが、たいてい1時半頃にもう眠くて眠くてたまらなくなり、途中で止めて寝にいき、翌朝決死の思いで早起きして4時から6時くらいまで頑張って準備した材料を、出社したらすぐ制作サイドに渡す。……とこれが毎日できればものすごく進行するのだが、そうそう毎日4時には起きられないので十分な準備をけっきょくできないまま出社する。制作サイドの作業も遅れる。提出刻限が迫るとクライアントがぎゃんぎゃんと電話してくる。アンタねー、早くブツが欲しいならアタシたちをそっとして仕事させてよっと電話口で怒鳴りたいのをこらえて「申し訳ありません。今全速力でやっております」などという。それで電話を切りたいのにクライアントはああだこうだナンでだ遅いぞ困るぞとぐだぐだねちねちと受話器を離さないのである。おまけにお盆前には「悪いけどお盆休みに出張取材に行ってくれる?」としゃあしゃあと仕事を発注する。アタシはアンタの部下でもアンタんちの社員でもないんだぞっっそれになあお盆には伊予柑の里へ行くんだよ仕事よりスケジュールタイトな旅行だけどな何年ぶりかで娘と旅行するんだよキャンセルせんぞ絶対〓〓〓とこのときだけは絶対行かないと言い張った甲斐あって、というよりは、クライアントの担当者が取材実施日を勘違いしていただけでお盆休みには実際には何もなかったのである。ほんまに人騒がせである。そんなこんなで寝る間もないのに地蔵盆の準備なんかできないっつーの。要領を得ない私が目を血走らせてあれこれするより年季の入ったオッサンオバハンらに任せたほうがいいと思って、母にうまいこと頼んでよおーというと、母ははいはいと引き受けてくれたが、近所のオッサンオバハンらは私が開いた会合の席では何も言わなかったくせに母が各戸へお願い回りに行ったらここぞとばかりにああしたほうがいいこうしたほうがいい、いやせないかんでと洪水のように「ご意見」の雨を降らせ母を立ち往生させるのである。アタシの顔見て言えばいいのになあ、と、ある晩も夜中に帰ってから母の報告と愚痴が終わってそう言うと、アンタにいうたら10倍くらい言い返されると思たはんのやわ。そらまあ、そうかもな。


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